平成31年告示第98号の中の略算法の各用途別の業務量の表の値は、建築関係団体から提供されたデータに基づいて算定されています。
しかし、そのデータのサンプル数が十分ではなく、現状を正しく反映していないのではないかという観測があります。
そこで、日事連では、会員事務所からより多くのデータを集めて、国土交通省へ提供し、次期の報酬基準制定に反映してもらうことを目的として新しいデータ収集方法として「業務量集計ソフト」を作成し、JAAF-MSTに組み込むこととしました。
非会員の方もこの業務量集計ソフトの利用や日事連へのデータ提供も可能です。
(業務量集計ソフト以外の部分は、2019版の最終バージョンとほぼ同じ内容です)
建築士事務所の業務管理に役立ち、かつ正確な業務量についても分析するためのツールとし、比較的小規模な建築士事務所においてもご利用いただけるようにシステムを構築しておりますので、建築士事務所経営ツールとしてもご利用いただけます。
また、蓄積されたデータから必要なものだけ提出用データとして日事連へ提供いただくことで、本来の業務実態を可視化し、適正な業務量を把握することで、建築界における業務報酬基準のあり方を考え、適正化していくために活用させていただきたいと考えております。
業務量集計ソフトをご利用いただいたデータからコピー&ペーストしていただくだけの簡単な方法で提出できるようにしておりますので、協力をお願いする次第です。
※日事連へのデータ提供は任意です。
ご同意いただいた事務所のみにお願いしております。
※ご提供頂いたデータは、統計的な処理においてのみ使用します。
特定できる形で個別の回答データを公表することはありません。
本業務量集計ソフトは3つのMicrosoft® Excel™のファイルで成り立ち、JAAF-MST2020のサブフォルダ「Work̲rate」の中に納められています。
「Work̲rate」のサブメニューも新設し、JAAFMSTのメインメニュー画面に、このフォルダへ移動できるボタンを新規に加えました。
また、入力の流れが把握しやすいようにダミーサンプル入りファイルも用意しております。
参考:
設計・工事監理業務に係る業務量の把握、集計について
(一般社団法人日本建築士事務所協会連合会)
「JAAF-MST2020」のフォルダー構造とファイルリスト 建築士事務所のマネージメント管理支援ツール「JAAF-MST2020」のファイルの中にはたくさんのフォルダーとファイルが格納されています。それらのファイルが何の役割をし…
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